【SEO対策】ドメイン名って関係あるの?

アベユキノ

執筆者:アベユキノ

【マーケティングコンサルタント/株式会社プレア取締役社長】2016年〜クライアント企業のマーケティング支援に従事。2012〜2015年株式会社リクルートライフスタイル(現・株式会社リクルート)にて広告の企画提案営業、全国営業MVP受賞。SNS戦略を得意とし、Twitterのフォロワー数10,000人超。

最近、お客様とお話しするのが楽しくて仕方ないわたくし。

本日は、実際にあったご質問から一つブログを書いてみたいと思います(*´ω`*)

そもそも、ドメインって何?

まずその前に、ドメインって何?という部分からお話しなければいけません。

こちらのページでも説明をしているのですが、ドメインとは広い広いインターネットの世界で、そのホームページが存在している場所を示す住所のようなもの。

このホームページのドメイン名はURL「https://www.plea-mm.com/」のなかにある「plea-mm.com」部分なのですが、この住所があることによって、ユーザーはホームページの場所を利用することができるようになるのですね。

※ちなみにドメインは、ドメイン取得サービス(有名どころで言うと ムームードメイン や お名前ドットコム )で、購入可能です。取得方法はすごく簡単ですが、それを住所としてホームページに紐づける設定が、ちょっとだけ難しい。ちょっとだけ。

さらに少しだけ難しい話をすると、ドメイン名は以下の三つのパーツから構成されています。

  • トップレベルドメイン
  • 第2レベルドメイン
  • 第3レベルドメイン

トップレベルドメインとは何ぞ?

トップレベルドメインとは「.com」のような、ドメイン末尾についているもののこと。

これも細かく言うといろんな種類があるんですが、よく使われるのは、こんな感じですかね。

  • 汎用トップレベルドメイン(gTLD)
    =国や地域といった制限がなく、どの場所からでも使える。基本的には、サイトの分野で使用するドメインが分かれている。
  • 国別トップレベルドメイン(ccTLD)
    =サイトの所属する国や地域によって、取得できるものが決まっている。
gTLDcom / net / org など
ccTLD日本はjp / アメリカはus など

ちなみにトップレベルドメインは、何であろうがSEO的にはまったく関係ないとGoogleさんが明言しています。

Q: 新しい gTLD は検索に影響しますか?Google は、新しい TLD が有利になるようアルゴリズムを変更しているのですか?検索において、新しい TLD はどの程度重視されるのですか?

A: 基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
(出典*1)

じゃあ第2レベルドメインとは?

セカンドレベルドメインとは、「co.jp」で言うと「co」部分のこと。

最近では「oita.jp」なんていう都道府県名が入ったドメインも発行され、バリエーション豊富ですよね。

第2レベルドメインにもいくつか種類がありますが、

  • 属性型JPドメイン名
    =co.jpは法人のみ、ac.jpは教育関係のみが取得可能など
  • 地域型JPドメイン名
    =oita.jp / tokyo.jpなど 取得条件あり

これらは基本的に(例外もあります)一つの法人で一つしか取得することができません。

また、個人では取得不可能でもありますので、このドメインを使っているサイトは少し信頼性が高いと言えますね。(今どき法人なんてすぐ作れるからアレだけど 笑)

ですが、こちらもSEOにはまったく関係ありません。

長いな!じゃ第3レベルは何だよ!

小難しい話を延々とすみません。😭

ようやく来ました、この第3レベルドメインというのが、「plea-mm.com」の「plea-mm」部分。

ここに好きな文字列を入れ、トップレベル・第2レベルと組み合わせたドメインを購入するわけですね。

空いていれば(他の誰かが所有していなければ)任意の文字列を設定して良いので、ここに「キーワードを埋め込むべきか」というご質問をいただくわけです。

さて、どうなんでしょう。ここからが本題です。

ドメイン名にキーワードを入れるべき?

はい。結論から言うと、

キーワードを入れ込むと、ほんの少しだけ有利だと思われます。

が、ユーザビリティを優先したほうが良いです。

というのが私の見解です。

「見解」とやや弱腰なのには理由があって、SEO対策ってGoogleさんが公式に発表していること以外は、全て推測でしかないので、「見解」としか言えないんですよね。

なので断言を避けてしまって申し訳ないですが、なぜそういう見解になるのかを次でご説明いたしまする。

実際に検索してみてチェック。

はいはい、百聞は一見に如かず。論より証拠。

まずは「SEO やり方」で検索してみるとします(´・ω・`)

Google検索の結果画面

お分かりいただけただろうか。

結果、検索上位10件中、ドメインに「SEO」が入っている記事は4件でした。

これを多いと見るか、少ないと見るか、ですよね。どうでしょうか。

でも、ここで注意すべきポイントがあります。

それって、ドメインでなくコンテンツが評価されているのでは?

そもそもドメインに「SEO」と入れちゃうくらいなんだから、記事の内容はSEOのことばっかりなはず。

Googleさんは一つのテーマのみについて深く掘り下げている情報の濃いページの評価を高くする傾向にあるので、それらのホームページは当然「SEO」と検索されたときの評価は高くなるはずなんですよね。

つまり、

ドメインにキーワードが入っているから検索順位が高い

のではなく、

検索順位の高いサイト(Webページ)はドメインにキーワードを入れていることが多い

にすぎないというのが最有力説であろうとアベユキノは考えます。どや。

結論くり返します。

キーワードを入れ込むと、ほんの少しだけ有利だと思われます。

が、ユーザビリティを優先したほうが良いです。

というのが私の見解です。

あれ?ドメインのユーザビリティって何ぞや

気づきました?

じゃあ、さっきからユーザビリティのほうが大事とか言ってるけど、高いドメインってどんなドメインなのよ。

気になりますよね。

で、私の思う答えはこちら。

  • 短い。
  • 理解しやすい。
  • 内容を端的に表している。

まずは短いこと。

最悪、手打ちしてもしんどくない長さ。見た目にも短いほうが圧倒的に美しい。

そして理解しやすいこと。

ほとんどの場合ドメインは英語などの外国語にすると思うのですが、いくらカッコイイからって「rendezvous(ランデブー)」なんぞ誰も読めないような単語は百害あって一利なし。

下手したら中二病認定されちゃう案件なので、それはやめておきましょう。

最後はホームページの内容を端的に表していること。

それはつまりホームページのタイトルとニアリーイコール。

パッと見て「これはプレアのホームページなんだな」と分かるドメイン名がユーザーに親切、ということなのですよ。

お伝えしたかったことのおさらい

ドメインにキーワードを入れるのは、やらないよりはやったほうがいいかもというレベルで多分有利。

でも、それより大事なことはユーザーにとって親切で分かりやすいドメインを選ぶこと、という結論です。

現場からは以上です。(*´ω`*)♩

出典)*1. https://webmaster-ja.googleblog.com/2015/07/googles-handling-of-new-top-level.html